高畠毅氏は株式会社ツクイホールディングスの社長を務めている人物です。ツクイホールディングスは、神奈川に本社を置く介護サービスを中心に事業展開をしている、35年以上の歴史あるグループ企業です。そんな企業の社長を務める高畠氏について調べてまとめてみました。
ツクイホールディングスとは?
ツクイホールディングスは土木会社として1969年に創業しましたが、創業者が介護の本当の大変さを知り、介護の分野において役に立ちたいという想いで、1983年に介護事業をスタートさせたといいます。その後、介護事業を中心に事業を拡大させ、傘下となる6社を有するグループ企業へ成長したそうです。
進展する高齢化社会や、2020年から続く新型コロナウイルス感染の拡大によって大きく変化した人々の生活などに着目しているとのことです。さらに、介護事業者にとって厳しい改定が予想されている介護保険制度や、人材不足への対策においても急を要する課題解決だと考えているそうです。同社グループは超高齢社会「人生100年時代」の課題にどう向き合い、解決していくのかという視点で、今後も介護を要する人々の支援をするとともに、社会への貢献に取り組み続けていくとのことです。
スタッフから介護サービスを利用する側になった時を想像し、その時に本当に幸福な人生を送ることができるかどうか、同社のビジネス自体は実証実験だと考えているそうです。さらに、企業の枠だけに限らず持続可能な社会の実現に向けて、同社グループが一つになり、環境・社会・スポーツ・ダイバーシティの観点から幅広い分野に取り組んでいくとのことです。
ツクイホールディングス・高畠毅とは?
株式会社ツクイホールディングスの社長・高畠氏の経歴について簡単にまとめてみました。
高畠氏は1972年生まれで、1997年にツクイに入社しました。2006年に中部ブロック本部長となり、2009には在宅・施設介護推進本部首都圏部長となりました。翌年に東日本在宅介護推本部北日本圏本部長を務め、2011年は在宅介護推進本部の管理運営部担当部長として勤務。そして、2012年にツクイ・サンシャイン町田東館開設準備室長、有料老人ホーム第二推進本部長となり、2013年にはサービス付き高齢者向け住宅プロジェクト本部長、翌年にデイサービス推進統轄を担当。さらに、2016年に経営戦略推進本部長、取締役経営戦略推進本部長を務め、2017年には株式会社ツクイキャピタル取締役に就任。2019年の取締役経営戦略推進本部統括を経て、2020年に取締役へ。2021年に代表取締役社長に就任し、現在に至ります。
社長の経営に関するエピソード
ツクイホールディングスの社長である氏の経営方針に関する考えが書かれているものを見つけたので、その一部を紹介したいと思います。
高畠氏は、現在の社会情勢を捉えた上で、今後の経営方針についてこのように語っています。
「私が訪問入浴のスタッフとして働いていた頃、手を動かすと同時に目や口では違うことを意識しつつ、頭を働かせて行動していました。誰もが、お風呂に入ってキレイになるのは前提で、入浴以外でどんな風に満足してもらえるか、スタッフ側としてできることを考えていました。
これまでと、現在を比較すると考え方や人間関係、テクノロジーも全然異なり、利用する人々のニーズも多様化しています。そんな環境の中で多くの人が満足できるサービスを提供することは、現実的に難しい大きな夢ですが、社会にないものを生み出し、企業としての取り組みは重要だと思っています。だからこそ意見を出しやすい体制など、風通しの良い組織をつくっていきたいです。」
参考サイト:https://recruit.tsukui.net/newgraduate/message/
まとめ
介護の現場において、サービスを提供する立場としてサービスを利用する人々との信頼関係を築くことは大切と語る高畠氏。現在の社会情勢に合わせたニーズに対応し、課題解決に取り組み続けていく姿勢は、今後も企業成長に繋がっていくのではないでしょうか。
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