北尾吉孝氏は株式会社SBIホールディングスの社長を務めている人物です。
SBIホールディングスは、インターネット金融のサービスのパイオニアとしてグループ企業の統括などを行い、現在証券・銀行・保険などを手掛ける世界で初めての「インターネット金融生態系」を確立しているとのこと。そんな会社の社長を務める北尾氏について調べてまとめてみました。
SBIホールディングスとは?
北尾氏が社長を務めるSBIホールディングスは、SBI証券やSBI損保、住信SBIネット銀行などの金融商品やそれに関わるサービスや情報を提供する「金融サービス事業」をメインに行っています。また、国内・海外のIT、バイオおよび金融関連の成長企業へ投資する「アセットマネジメント事業」、医療品・化粧品・健康食品で国際的に展開する「バイオ・ヘルスケア&メディカルインフォマティクス事業」など。
同社は、創業時から社会や人のためになる革新的な事業の創造を目指してきたといいます。そして企業文化のDNA「起業家精神を持ち続けること」、「スピード重視」、「イノベーションを促進すること」、「自己進化し続けること」を構築し継承することで、グループとして長期的に成長していけると考えているそうです。
SBIホールディングス・北尾社長とは?
株式会社SBIホールディングスの社長・北尾吉孝氏の経歴について簡単にまとめてみました。
北尾氏は、1951年1月21日生まれの兵庫県出身です。
同氏は、兵庫県立神戸高等学校を卒業後、慶應義塾大学経済学部経済学科へ入学。1974年に大学を卒業後、野村証券株式会社に入社しました。
1978年にケンブリッジ大学の経済学部を卒業し、野村證券株式会社海外投資顧問室へ異動しました。
1991年に野村企業情報株式会社の取締役に就任。翌年、野村證券株式会社の事業法人三部長に就任しました。
1995年に、野村證券がソフトバンクの株式公開したことをきっかけに、孫正義氏にスカウトを受け、ソフトバンク株式会社常務取締役に就任することになりました。
1999年にソフトバンク・インベストメント株式会社(現・SBIホールディングス株式会社)の代表取締役社長CEOに就任し、現在に至ります。
北尾社長の経営に関するエピソード
北尾吉孝氏について調べたところ、仕事する上での考え方などが書かれているものがありましたので、それについてもまとめたいと思います。
北尾氏は、ベンチャー企業に投資するにあたって大切にしていることがあるそうです。それは“志”。同氏は会社を見極める際に、必ず相手企業の社長と面談をするといます。その企業のビジネスモデルがどんなに優れていても、社長に志がないと投資はしないそうです。
志を確かめるために相手の行動を観察し、行動の動機を考え、相手にとっての終極の目的がなんなのか考えるといいます。相手が野心ではなく、純粋な志を持っているかどうかが重要な決めてだそうです。
参考サイト:
https://www.nippon-shacho.com/interview/in_sbigroup/
まとめ
企業には、ビジネス上での表面的にすぎないテクニックではなく、企業の社長を務める人の“志”が大切だと語る北尾氏。そんな誠実な考えを持った同氏率いるSBIグループは、今後もしっかりとした“志”を持つ様々なベンチャー企業の成長を助けていくのではないでしょうか?