ヤマトホールディングス株式会社は、宅配便サービス国内シェアNo.1である宅急便を展開するヤマト運輸株式会社などを傘下に持つヤマトグループの持株会社。物流オペレーションの改善や効率化のみでなく、SCM戦略の企画立案や、実効性のあるプロジェクト構築や管理運営まで行っているそうです。
今回は、そんなヤマトホールディングスの会社情報や社長について調査してみました。
ヤマトホールディングスとは?
ヤマトホールディングスは、1919年11月29日に大和運輸株式会社として東京・銀座で創業し、2019年に創業100周年を迎えたそうです。
当時は牛馬車や荷車で荷物を運ぶ時代で、さらにトラックは日本全国でたった204台しかなかった中、自動車の将来性に着目し「トラックが貨物輸送の主役になる」という強い信念から、トラックを4台購入し、大和運輸株式会社を創業したのだとか。
それからトラック運送事業を始め、1929年に日本で初めての路線事業として東京―横浜間で定期便を開始、さらに1976年には宅急便を発売し、進化を遂げてきたそうです。
現在では海外にも拠点を持ち、25か国に事業を展開しているそうです。
どんなことをしている会社?企業規模は?
ヤマトグループは、日本初となる路線物流事業や個人間荷物からはじまり、お取り寄せ・通販・企業間荷物にまで広がった「宅急便」の開発など、時代の最先端ニーズに応えるイノベーションを創出してきた企業です。
現在は、法人部門とリテール部門で組織が構成されているそうです。
法人部門では、お客さんにとってのLLPとして、物流オペレーションの改善や効率化のみでなく、お客さんの経営判断に役立つSCM戦略の企画立案や実効性のあるプロジェクト構築および管理運営まで行っているとのこと。
リテール部門では、国内のすべての個人・法人のお客さんに、「宅急便」を筆頭に高品質な小口輸送サービスの提供を行っているそうです。
5,000万人以上の個人客が登録している「クロネコメンバーズ」や、約130万社以上の法人客が利用している「ヤマトビジネスメンバーズ」など、「送る」「受け取る」をより便利にするサービスを手掛けているようです。ほかにも、輸送以外の生活やビジネスに役立つ色々なサービスの提供をしているとのこと。
また、発展するEC市場に対して、EC事業者・運び手・生活者の各々にメリットがあるサステナブルな「ECエコシステム」の最適解を創出しているそうです。
ヤマトホールディングスのグループ会社をまとめてみた
●ヤマト運輸株式会社
〈所在地〉東京都中央区銀座2-16-10
〈事業内容〉物流業
●ヤマトマルチメンテナンスソリューションズ株式会社
〈所在地〉東京都江東区有明4丁目3番4号
〈事業内容〉BIZ-ロジ事業
●ヤマトホームコンビニエンス株式会社.
〈所在地〉東京都中央区日本橋浜町2丁目61番9号
〈事業内容〉ホームコンビニエンス事業
●ヤマトシステム開発株式会社
〈所在地〉東京都中央区晴海1-8-11 晴海アイランドトリトンスクエアオフィスタワーY棟
〈事業内容〉e-ビジネス事業
●ヤマトフィナンシャル株式会社
〈所在地〉東京都港区六本木一丁目9番9号六本木ファーストビル内
〈事業内容〉フィナンシャル事業
●ヤマトオートワークス株式会社
〈所在地〉東京都中央区新富1丁目18番8号
〈事業内容〉オートワークス事業
●ヤマトボックスチャーター株式会社
〈所在地〉東京都中央区日本橋2-13-10 日本橋サンライズビルディング8階
〈事業内容〉JITBOXチャーター便による企業向貨物輸送サービス事業
まとめ
長い歴史を持ち、海外まで事業を展開しているヤマトホールディングス。
社会の課題解決のため、日本全国を網羅する精緻でフレキシブルな物流ネットワークを構築したりと、現在も新たに挑戦し続けており、今後もさらなる成長を遂げていくのではないでしょうか。